当事務所は、法律相談の際、ご相談者の方が弁護士に
対して裁判で勝つ可能性が何パーセントか質問していただくことは可能です。
ただし、弁護士が裁判で勝つ可能性を数値で回答できるとは限りません。
まず、裁判に勝つかどうかは、不確定要素が多いため、数値化しづらいからです。
また、弁護士が確率を数値で回答できたとしても、あくまで目安であり、きちんとした統計に基づくものではありません。
なぜなら、経験上、世の中に全く同じ事件はなく、それぞれの個別の状況や事情で異なる点があるからです。
それから、裁判は、同じ事件でも、1審判決は勝訴したのに、2審判決で敗訴したということが、あり得ます。
つまり、裁判官が変われば、判決も変わることがあり得るということです。
このように、裁判のプロである弁護士でも、裁判に勝つかどうかを予測することが困難であることは多くあります。
それを前提に、ご相談いただけたらと思います。
当事務所の弁護士において、勝訴の可能性について回答する場合、数値で伝えるよりも、だいたい以下のいずれかの回答になることが多いです。
①勝訴する可能性が高い。
②勝訴する可能性が低い。
③勝訴する可能性が高くも低くもない。
④勝訴する可能性がない・ほとんどない。
⑤分からない。
裁判に勝てるか負けるかについては、一番気になる問題だと思います。
以上を参考にしていただけたらと思います。