答弁書とは、民事裁判の第1審において、原告が提出した訴状に対して、被告が反論などを行う最初の書面のことです。
答弁書には、請求の趣旨に対する答弁や請求の原因に対する認否、被告の反論などを記載することになっています。
また、第1審の判決に対して控訴がされた第2審などでも、被控訴人が最初に提出する書面を答弁書といいます。
それから、民事裁判だけでなく、刑事裁判の第2審などや行政上の審判手続(公正取引委員会による審判手続など)でも答弁書が出されることがありますし、国会で政府(内閣)が行う答弁でも答弁書が用いられることがあります。