株主とは、株式会社の社員(構成員)であり、その社員である地位としての株式の所有者のことです。
株主としての権利・義務については、株式のところで説明していますが、権利としては自益権と共益権という二種類の権利があると言われています。
例えば、株主総会の議決権は、共益権に属します。
また、株主の義務としては、いわゆる株主有限責任の原則が妥当し、株主は株式の引受価額を限度とした責任を負い、会社債権者に対して直接に責任を負わないものとされています。
これにより、株主になりやすい状況が作られており、会社の出資者を募集しやすくなっています。
加えて、株主については、株主平等の原則が妥当することが会社法109条1項で規定されています。
さらに、株主は原則として自由に株式を譲渡することができるという株式自由譲渡の原則も会社法127条で認められています。